Kaggleマシンの参考になればと思い執筆しました。
最近はColab Proが月1000円と破格でディープラーニング環境を提供しており、Kaggle Notebookも相当良いです。
感覚的にですが、30万くらいのマシンを組むよりはColab Pro、Kaggle Notebookの方が早く、それ以上払うならばリターンが得られるというイメージがあります。
さらに月5000円のColabPro+だとV100マシンが優先的に使用できるため50万くらいのマシン相当になります。高いかなーと当初思いましたが電気代を考えるとオンプレV100マシンを回すより安いです。
自分は開発はオンプレ鯖で行ってアンサンブル学習はColabを使用して並列で学習したりします。
オンプレマシンのメリットとしては
容量をかなり大きくできる。2TBなど扱えるのは大きく、コンペによっては大規模データが必須となるためオンプレが有利になる。
学習が打ち切られないため一週間など長期間回せる
環境をカスタマイズできる。
オンプレマシンのデメリットとしては
排熱、音が凄い。夏場など厳しい。家族の理解が必要。
電気代が高い。5000円は軽く超える。うちはGPU一枚で一万円くらいかな。。
場所を食う。
省スペース構成
自宅のkaggleサーバーは5年前に組んだゲーミングPCにubuntuを入れて継ぎ足し継ぎ足し改造してます。
個人的には自宅用鯖は上記のような小さいケース(mini-ATX, ITX)で組みたいという謎のこだわりがあり、拡張性がほぼないです。ケースファンがしっかりしていればGPUで300W一週間ぶん回してもミニケースで放熱いけちゃいます。
省スペースに組みたいならばこのような1GPU構成がおすすめですが、タワーケースをおいてもいいよ、という方ならばこの構成はおすすめしません。
【CPU】AMD Ryzen 5 3600X BOX ¥29,976 @最安
【メモリ】CFD CFD Selection W4U2666CM-16GR [DDR4 PC4-21300 16GB 2枚組] ¥14,976 @最安
【マザーボード】ASRock B550M-ITX/ac ¥15,970 @最安
【GPU】お好きなものをどうぞ
【SSD】サムスン 870 EVO MZ-77E2T0B/IT ¥26,980 @最安
【電源】ANTEC NeoECO Gold NE750G ¥9,990 @最安
【合計】 97,892円
メモ
GPUがどう考えても一番高いので予算にあったお好みのものでどうぞ。
GPUは3080ti,3090,2080ti,RTXtitan あたりで十分戦えるかと思います。
メモリは16GBあれば(画像+Swapを使えば)十分足りる感じです。またCPUはRyzen5以上ならば問題なし。
SSD容量は大事です。ケチらずに2TBを買いましょう。
HDDは遅いので絶対ダメ。
今パーツ高いですね。。
タワーPC構成
Kaggleするわけではないですが、お仕事用にはタワーPCで組んでました。デカいです。
【CPU】AMD Ryzen 7 3700X BOX ¥35,287 @最安
【メモリ】CFD CFD Selection W4U2666CM-16GR [DDR4 PC4-21300 16GB 2枚組] ¥14,976 @最安
【マザーボード】ASRock B550 Taichi ¥32,890 @最安
【SSD】サムスン 870 EVO MZ-77E2T0B/IT ¥26,980 @最安
【GPU】お好きなものをどうぞ
【電源】Corsair HX1000 CP-9020139-JP ¥26,378 @最安
【合計】¥ 136,511
メモ
これにtitan*2をぶっ刺していました。あちちです。
GPU*2まで対応してます。PCIe16xが3個ついてるRyzen用マザーはこれとかあります