大遅刻ですが、LiDARアドベントカレンダーの記事です。
CES 2024でもたくさんLiDARが発表され、各社大きく性能を伸ばしています。
なんで各社横並びで性能向上できたかは。。今年中に情報解禁されるんじゃないでしょうか。
Valeo Scala3
OEMメーカのため詳しい性能はオープンになっていないが、中国lidar導入は難しい日系OEMにとっても本命の一つか。
SCALA2に比べると10倍の解像度向上を達成しており、解像度は水平垂直共に0.05度らしい。
% HesaiやRobosenseの同解像度品と比べるとかなり粗く見えるのは気の所為?
Robosense M3
- 解像度0.05度、10%反射率物体の検知距離300m
- 940nm VCSEL
- Class 1 eye safetyを達成しつつ、250mを超える検知距離を達成。
- 250m超えは1550nmレーザを用いるlidarしか達成できないと思われてきたが、そのブレイクスルーを達成とのこと。
- 発売時期は恐らく2025年?
- M1と同様に、非対称スキャンを行うMEMSミラーシステムを採用
- そのため中央の点群が非常に密で、中心から離れるほど点群が疎になっていく
- 中心は1000ライン相当くらいありそう?
LiDARは1550nm帯を利用するものと、900nm帯を利用する2つの製品がせめぎ合っており、その概況をわかりやすくまとめた記事がForbesから出ています。 是非一読してみると良いかと。
- 1550nm帯はシリコンレーザと受信機が使えないため、コストは高くなってしまう
- 一方で出せるレーザ強度が上がるため、より遠距離かつ誤差の少ないLiDARが実現可能
- と思われてきたが、今年になってコストで優れる900nm帯LiDARが性能で猛追している
Hesai AT512
Hesai unveils its newest successes in #lidar technology!
— Hesai Technology (@HesaiTech) 2024年1月8日
💡Introducing the world's most advanced, highest performance #ADAS lidar, Hesai AT512, boasts the industry's longest range and transformative highest ever resolution.
💡Displaying Hesai's new ultra-thin 25 mm ET25 lidar… pic.twitter.com/m6nKonmuid
- 512ライン相当という化け物スペック
- 300m 10%反射率とM3と同等の性能
- こちらは対称スキャンなので、FOV内で点群密度は一定に見える